先日、TVで「はじめてのおつかい」が放送されていたので、なんとなく観ていた。
が、「なんとなく」のはずが、やはりしっかりと心を掴まれてしまい、孤軍奮闘する可愛い子供達に涙してしまうのだ。
私の子供はもうすっかり大きくなって、親があれこれ手出しをしなくても、
行くべきところにはスマホ1つでどんどん行き、そして何事もなく帰ってくる。
子供からしたら、あれこれと口うるさいだけで方向音痴な母よりも、スマホの方がよっぽど頼りになるに違いない。
そんな半分大人になった「子供」が、外出先からSOSと連絡してくるタイミングがある。
「お金が足りないからPayPay送金求む。」時と
「ギガがなくなったから、至急チャージ求む。」時だ。
どっちもお金かい!
「便利な世の中になったもんだ」と思いながら、言われたとうりに送金してやる。
『私はなんて優しい母親なんだ!!』と自分を持ち上げてみたりして、
こんな形でも困った時に「お母さん」を思い出してくれた事にを、ちょっと嬉しく思ったりする。
いつか私の手元から巣立っていくことをちょっと感じながら。そしてその日はそう遠い未来ではないことも。
この「はじめてのおつかい」というTV番組は私がそれこそ「子供」だったころからやっていて、
当時私は出演している子供と同い年くらいか、少し年上くらいだった。
その子達が頑張っているのを「同志」のような気持ちで応援しながら観ていたのを思い出す。
今、すっかり「親」という立場も板に付き、我が子ももうすぐ大人の仲間入りする。
そんな今、私がこの番組を見て思ったことは、
「幾つになっても、親が子供を心配する気持ちは、全く変わらない」という事だった。
今だって、必ず親は子供を案じている。
寒い思いはしていないか。病気はしてないか。仲間と上手くやっているのか。なにか悩んでいないか。etc etc
ただ、当時と違うのは、案じていることを、表に出したり、実行したりしないという事だ。
子供には子供の人生があり、それは私の人生とは全く別のものだということを、痛感している。
「好きにしなさい。そのかわり責任は自分で取るんだよ。」そう言って、
今すぐ手出ししたい自分をグッと堪える。
これも子離れの修行。親だって、はじめて「親」してるんだから、そうやって成長していくもんだ。
